子供が2歳になると訪れる
『魔の2歳児』。
我が家にも、その暗黒時代がやってまいりました。
『アレがイイ!』『コレがいい!』
『それは嫌!』『コレも嫌!』
ブルーハーツの曲『夢』みたいな毎日を繰り返しています。
気持ちはわかるのよ。
でもさ、
そこに立つと落ちてケガするじゃない?
そこで飲むと、ソファーに牛乳ぶちまけるじゃない?
結局『ダメ!』と言うのですが、
全部ダメというのも『子供の自信を奪う』事に繋がりそうで不安になります。
では、2歳のワガママはどこまで許すのが正解なのでしょうか?
この記事では、
そんな疑問について答える形で、自身の経験を交えながら『線引きと対応方法』をまとめました。
- なぜわがままになる?
- イヤイヤ期の線引き
- イヤイヤ期に良くない対応
- イヤイヤ期に大切な事
なぜ わがままになる?
わがままになるというより、イヤイヤ期ならでは特徴ですね。
自我が芽生え、自分の意思で
「あれがしたい」「コレがいい」「ソレはイヤだ」と自身の気持ちを主張するようになってきた成長の証なんです。
言葉で上手く伝えられない為、『イヤ!』という言葉で自分を表現しているんですね。
早い子だと1歳後半から始まり、3-4歳くらいには収まると言われています。
イヤイヤ期かな?と思っていても、
大人から見ると、「ただの我儘」にしか見えなくなってしまう時はありますよね。
イヤイヤ期との向き合い方は?
毎日のイヤイヤで、パパママもイライラしたり疲れてしまいますよね。
かといって、全て許してしまうの子供に良くない様に思えます。
子供のイヤイヤ期は、どう対応するのが適切なのでしょうか
どこまで許す?イヤイヤ期の対応
子供の主張には、『許して良い主張』と『ルールに反している主張』があります。
子供の主張が、「イヤイヤ」なのかわがままなのか、親であるパパママは、その二つをしっかり見極め、線引きをしてあげる事がとても重要になります。
許して良い主張
この服は着たくない!という主張
子供の好きな服を選ばせましょう。
個性的だけど、パジャマじゃないしOK!
自分で着たがる場合には、出来るだけやらせちゃいましょう。
最初は好きな服を着させ、
折り合いを見て、もう一度『この服着る?』と誘導してあげるのも手がしれません。
大人の椅子でお茶を飲みたい!という主張
昇る所まではやらせてみて、危なくなったら助けるという形で。
危険のない範囲内でやらせてみましょう!
うちの子も よく座りたがります。
繰り返すうちに、自分で『危ないよー』と教えてくれるようになりました。
ダメ!という事も大事ですが、『ここまでは良い』という線引きを教える意味でも、ルールの範囲内で許してあげるのが大事かもしれません。
ルールに反している主張
ご飯も食べずに『お菓子』を食べたい!という主張
ご飯はいらない!でもゼリーは食う!
そんな感じで、我が家も毎日騒いでます。
いくら泣いてもダメなものはダメ!
ご飯を食べないとゼリーはあげません。
お風呂・歯磨きを嫌がる
どの家庭でも嫌がっている子が多いようですね。
時間を決めたり、遊びを交えながら我が家もこなしています。
お風呂場まで追いかけっこ。
歯磨きは、磨けている事をほめちぎる
我が家は、そんな有効対策でやってます(笑)
許してはいけない主張のほとんどは、「欲望」のままに行っている事が多いです。
「自分の思うがまま」の主張かどうかは、親であるパパママがしっかり見極めていく必要がありますね。
イヤイヤ期のやってはいけない対応
イヤイヤ期に疲れてくると、子供に悪影響な対応をしてしまう事があります。
良くない対応をしてしまうと、自己肯定感が下がり『自分はダメ子・出来ない子なんだ』と感じてしまいます。
また、パパママとの信頼関係を作れず、子供は『理解してもらえない』と孤独を感じる様になります。
どんな悪い対応が、どんな悪影響になるのか見ていきましょう。
我が子の寂しそうな背中。。
そうなる前に良くない対応を知っておきましょう。
感情的に叱る
一時的にイヤイヤを止める事は出来るかもしれませんが、
恐怖で押さえつける為、『叱られるからやめる』と理解し、怒られた内容を理解しないまま終わってしまいます。
また、子供は親を見て育ちます。
結果、『困った時は、怒って解決する』と学んでしまう事に繋がります。
かえって、イヤイヤ期が長引く事にもなりそうですね。
『うちの子癇癪がヒドイな。』
と感じた時は、親である自身の行動を見つめ直してみるとイイかもしれませんね。
子供の前からいなくなる
2歳くらいは、『親が見えない=いなくなってしまった』と思いやすい時期なんだそう。
ほんの数秒の放置でも『捨てられた!』と思い、強い不安を感じてしまいます。
『親は必ずそばに居てくれる』という安心が育つ大切な時期なのに、
急に姿が見えなくなっては、『親は信じられないのかも』と思いかねません。
結果、後の人間関係に影響する事もあります。
子供から離れる時は、
『放置する』のではなく、『距離をあけて見守る』という事が大切です。
わかりづらい言葉で叱る
『そんな事しちゃだめでしょ!』と怒ってしまうも、
子供は何で起こられているのかが理解できず、ただただ困惑してしまいます。
不安を煽るだけに終わってしまうので、
『”そこで遊ぶと危ない”から、”こっちで遊んでね”』というように、
『○○だと○○だから○○しようね』というように、詳しく教えてあげる事が大切です。
物で釣る
いう事を聞かせようと、”物で釣ってしまう”事もありがちですね。
皆さんの家庭でも一度は、物で釣る事があったと思います。
しかし、あまりに頻度が多かったり習慣化していると、
『報酬と行動はセットなんだ』と覚えてしまい、
結果『くれないのなら言う事聞きません!』となってしまいます。
しかも、その報酬内容はどんどんエスカレートしていくのだとか…💦
【物で釣る】のは、たまにするくらいのペースで与えましょう。
我が家でも公園から帰らない時は、
『アイス食べに帰ろっか』と頼ってしまいがち💦
今では、公園とアイスがセットになりかけてます。
反省!
親の都合を押し通す。
全てを親が一方的に決めすぎると、
子供は『どうせダメと言われる』と思い、話を聞かなくなったり、自己主張が少なくなります。
こういった対応が多いと、
子供も『納得できない!』となり、大泣きや癇癪に繋がる事に。
その場その時のルールや、安全面から注意する事はもちろん大切ですが、
子供の気持ちを受け止めるも、大切にしなければいけません。
子供の気持ちに寄り添う事を大前提にしたいですね。
『子供の気持に寄り添う』事と『押し通す』事のバランスがとても大事!
一貫性が無い
一貫性の無いしつけは、
子供も『結局どうすりゃいいのよ!』と混乱してしまいます。
大人も、仕事で上司から二転三転するような指示を出されても疲れるだけですよね。
そうなると、ルールが身につかなくなったり、
子供が『どうせ気分で言ってる』と感じ、言う事を聞かなくなる事にもつながります。
といっても、完璧なルールや対応を毎回するのは疲れちゃいます💦
毎回同じ対応より、大枠のルールがブレない事が大切です。
ママはダメだけど、パパは良い。
という人で変わってしまう『しつけ』も、一貫性の無いしつけです。
『ココだけは同じにする』という親同士の情報共有も忘れずに
イヤイヤ期 守りたい線引き
では、実際の守りたい線引きとはどういった物なのか。
それは、
『安全の確保』『ルール』を守っているかという所です。
例をあげると、
図書館で騒ぐ事は、他の人に迷惑が掛かります。
『ここは静かにする場所だから、騒がないで過ごそうね』という、当たり前のルールが線引きです。
また、道路で遊ぼうとするのは、安全の確保に繋がりませんよね
というように、一般常識から外れていたリ、危険がありそうな所を『ダメだよ』としっかり教えてあげる事が、子供にとっての大切なしつけではないかと思います。
イヤイヤ期で最も大切な事
【NGな対応】【守りたい線引き】について解説しました。
ではこの2つを守っていれば、イヤイヤ期は大丈夫なのかというとそうではありません。
最も大事な事は、『子供の気持ちを受け入れる』という事です。
上記で説明した2つを守りつつ、親目線の都合にならないよう、子供の気持ちに目を向けてあげる事が必要になります。
子供は、出来る出来ないに限らず、『自分の主張』を認めてもらえるだけで安心するそうです。
ただ『ダメ!』というだけだと、しつけではなく『拒絶』になってしまうのです。
第一に子供の主張を『そうだね。』と受け入れ、
出来ない時は理由を説明したり、代わりの代案を提示してあげましょう。
「ルール・危険な事」に対して言うのは、しつけ。
親目線の都合に対しては、お願い。
という認識を持っておく事が大事だと思いますね!
まとめ
まとめ
- イヤイヤ期は、欲望からのワガママか、
どうかを見極め、線引きをしてあげる事が大事。 - 安全の確保・ルールを守っているかが線引き。
- ただ『ダメ』と言うだは拒絶。
受け入れて、良いかどうかを説明してあげる
子供のイヤイヤ期は、親にとってはとても大変な時期です。
しかし、きちんとしたワガママの線引きを教えてあげる事は、
後の子供に大きな影響を与えるくれるはずです。
イヤイヤ期は永遠に続くものではないので、今だけ『子供の主張するチカラ』暖かく見守っていきましょう。
終わり
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